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一般質問・代表質問

 

平成18年12月 6日 第4回定例会本会議 一般質問
『武蔵境新駅舎と鉄道高架下ならびに境浄水場の商業施設などへの対応等』について
~商店街が果たすコミュニティ機能を守れ!~

Ⅰ.JR中央線ならびに西武多摩川線の高架化事業が進む中で、今後予測される武蔵境新駅舎の改札内外および鉄道高架下への商業施設等に対する市の考え方について。
Ⅱ.境浄水場西側の現在駐車場や倉庫になっている敷地に、同地を管理する東京都水道局が、都の出資法人との共同で建設計画を進めているという「大型商業施設」への市の対応と、武蔵野市の中心市街地活性化の観点での商業活性化政策について。

 

【島崎義司】 まず、現在、JR中央線ならびに西武多摩川線の高架化事業が進む中で、今後予測される、武蔵境・新駅舎の改札内外および鉄道高架下への商業施設等に対する、市の考え方について伺っていきたいと思います。

 10月25日、西武多摩川線の車輌が12月9日に高架化することが発表されました。
これまでの特別委員会等での市側の説明では、JR中央線も、下り路線が平成19年の春ごろ、上り路線が20年の秋ごろと順次高架化していき、駅舎完成も21年の秋ごろの予定とのことで、新ホームも徐々にその姿を現わしはじめ、地域でも、武蔵境の南北一体型のまちづくりが本格化していくことに大きな期待が高まっています。

 7月18日、鉄道対策・農水省跡地利用特別委員を中心に開いたJR中央線・西武多摩川線の高架下・新駅舎改札内外に関する勉強会では、JR中央線・西武多摩川線の高架化事業における、武蔵野市の利用可能な面積等の正確な数値や、関係機関等との話し合いの状況、駅に関する基礎的な知識などを担当者からご説明いただきましたが、それによると、(1)武蔵野市内で高架下が利用可能な高さ3.2m以上ある空間は、JR高架下で約12,000㎡、西武線高架下で約5,000㎡。そのうち武蔵野市が無償で使用できる権利を持つ面積はJR高架下で約1,700㎡、西武線高架下で約750㎡、JRと西武線との中間部分については取り扱いが決まっていないこと。(2)武蔵野市が利用権限をもつ高架下は公共施設や駐輪場などが考えられるが、境での駐輪場確保必要台数1万台の収容は難しく、三鷹市やJRの持ち分からの提供も交渉中であること。(3)駅施設の固定資産税について、鉄道事業の公共性という観点から、武蔵野市では、改札内の駅付随施設は通常の固定資産税の3分の1、それ以外の高架下のいわゆる「にぎわい施設」は通常の固定資産税の2分の1等としていること。などがわかりました。

 近年、私鉄は言うに及ばず、平成13年のJR会社法改正により、分割完全民営化がなされたこともあって、JRも、営利確保のための高架下や駅舎改札内外への商業施設付設の動きは一段と勢いを増し、都内各地区でも、高架化した多くの路線や駅では、駅周辺の商業者や商店街に深刻な影響を与えています。

 もちろん、民営であるJRの、駅舎改札内外や高架下などに商業的な施設が入ることについては、駅利用者の利便性という面ではある程度理解できます。

 しかし、駅前周辺コミュニティの大きな一翼を担う駅周辺商店街の空洞化、地域力の低下という危機的現状を鑑みれば、市としても“まちづくり”の観点から、JRの商業施設と周辺商店街との共生を図り、駅構内や高架下の業種選定に対しても、一定の関与ないしは意見を述べていくべきなのではないかと思います。

 そこで、武蔵境新駅舎の「改札内外」や「鉄道高架下」についての、駅および鉄道業務以外の施設、とりわけ商業施設等に対する行政としての対応を伺います。

 先日、鉄道・駅が高架化した他地区の自治体・商店会などでの、鉄道会社との交渉手法等を研究するため、所属する商店街の方々と「北区」および「赤羽駅」を視察してきました。
 赤羽駅は、京浜東北線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、埼京線などが入る4つのホームを有する、東京の北の玄関ともいえるターミナル駅で、武蔵境駅の数倍の規模をもつ駅ですが、高架化にあたってのいわゆる駅ナカ・駅下・高架下施設に関する地元での取組みは大変参考になりました。
 赤羽駅周辺地区では、平成2年からはじまった高架化事業に合わせてJRとの話し合いの協定を結び、地元の町会、自治会、商店会連合会などで「活性化協議会」を組織、高架下への店舗などの施設計画に、地元の意見を反映させるシステムがつくられました。
地元の団結を受けて、行政側・北区としても、約1ヶ月に一回程度定期的に開いたというJR側との協議のさい、「地元との合意が図られていない店舗計画には同意できない。」という強い姿勢で臨み、区民側の活動や意向を全面的にバックアップ、結果的に、駅下商業施設の中に地元枠を設け、資本金や展開店舗数など通常の入居条件に縛られず、地元店舗が入居できるようにしたとのことでした。
 ただし、家賃については他の入居者と一緒なので高く、現在は設けられた地元枠を大きく下回る2店舗にとどまっているとのことでした。
 側道整備等は別にして、中央線が高架化するまであと約2年半。これからが極めて重要な時期だと思います。赤羽駅でも電車が実際に上に乗る“ぎりぎり”まで、交渉は続いたと聞きました。
 そこで、本市における対応について何点かお伺いいたします。

(1) まず、以前の特別委員会等での質疑のさい、『JRと東京都と沿線6市において、「高架下利用検討会」が設置されており、これまで平成16年6月、17年1月と10月の3回開催され、今年8月ごろに第4回目を開催する予定。』と聞いたと思います。この間、約1年近くあいたようですが、この4回目の検討会での協議ではどのような進捗があったのでしょうか。何が決まり、何が今後の課題となったのか、改めてご報告願いたいと思います。

(2) 2点目として、さきほど例にあげた北区のように、武蔵野市とJR並びに西武鉄道との“2者間”あるいは“3者間”での、定例的な話し合いの場はあるのでしょうか。それがない場合、最も重要な時期である今後、市と鉄道会社側との直接の話し合いのシステムづくりはどのように考えているのでしょうか。

(3) 3点目として、工事が進む武蔵境新駅舎改札内外および鉄道高架下への「商業施設」については、現在、どのように情報収集し、どのような情報を得ているのでしょうか。

(4) 4点目として、駅前や周辺商店街の貸しビル化・チェーン店舗へのテナント化、それによる地域コミュニティの変質と地域力の低下を、市としては現在どのようにとらえているのでしょうか。

(5) 5点目として、商工会議所や商連、地元商店会などが連携して、高架下問題に取り組む動きもあるようですが、高架下問題は、地域商業活性化、コミュニティ機能の維持、安全・安心なまちづくりなど、多面的な意味合いも持つ重要な問題でもあり、市としても、これらの団体と積極的に連携していく必要があると思います。そこで、今後の地域や団体との連携についてどのようにお考えでしょうか。

(6) 6点目として、さきほど述べたとおり、これまでの特別委員会や勉強会の質疑でお聞きしている範囲では、JRや関係自治体との協議で、「武蔵野市が利用権限をもつ高架下は公共施設や駐輪場などを考えているが、境での駐輪場確保必要台数1万台の収容は難しく、三鷹市やJRの持ち分からの提供も交渉中。」とのお話がありました。しかし、私がもうひとつ視察というより個人的に見学にいき、間接的ながら状況をうかがった「阿佐ヶ谷駅」の高架下商業施設の例をご紹介すると、JRとの協議で、自治体が設置している高架下駐輪場のほかに、関連会社により、この高架下商業施設の2階部分や1階店舗奥などに駐輪場が設置され、その利便性が利用者から喜ばれているまではいいのですが、民営であることから料金設定は関連会社側が決められるため、最初の2時間を無料、以降10時間100円としていることにより、高架下の商業施設から外、すなわち駅前の周辺商店街には出ず、利用者の多くがこの高架下商業施設での買い物で終わってしまい、駅前周辺商業の活性化には必ずしもつながっていないと聞きます。本市でも、他自治体持ち分からの提供はともかく、JRの持ち分からの駐輪場提供交渉については、他地区でのこのような実態もよく研究して、交渉にあたるべきと思いますが、現在進めているという協議は、これら他地区での実情を踏まえた交渉となっているのか、これまでの交渉経過と今後についての考え方も含めて、お答えいただきたいと思います。


【島崎義司】 つぎに、境浄水場西側の現在駐車場や倉庫になっている敷地に、同地を管理する東京都水道局が、都の出資法人との共同で建設計画を進めているという「大型商業施設」への市の対応と、武蔵野市の中心市街地活性化の観点での商業活性化政策について、伺っていきたいと思います。

 さる11月の初旬、『東京都水道局』と都の出資法人『東京 都市開発株式会社』の連名で、境浄水場西側の現在“駐車場”や“倉庫”などになっている三角地帯に、「生活利便施設となる商業用途」という条件のもと、公募型プロポーザル方式でテナントを募集し、選定された企業の希望に沿うかたちの共同ビルを建設するという、「共同ビル事業の実施のお知らせ」と「境浄水場隣接地の有効活用について」という、A4用紙3枚のチラシがポスティングされました。
 「寝耳に水」ともいうべき、この東京都の突然の大型商業施設の計画には、地元商業関係者の方々も大変驚き、情報収集に動き出しております。
 いうまでもなく、本市では、平成11年3月、中心市街地活性化法に基づいて「中心市街地活性化基本計画」を国に提出、武蔵野市における中心市街地に、武蔵境を中心とした約70haを指定して、おおむね5年から10年を目途に市街地の整備改善、モール化、イベント、ポイントカード事業などの商業活性化事業を大きな柱に位置付け、これらを一体的に推進するためのTMO設立と総合的なまちづくりを進めるべく、市民参加型の委員会・会議などが設置され、各報告書なども提出されております。
 そのような中、今年の通常国会で、これまでの中心市街地に関する法律の改正がなされ、題名も「中心市街地の活性化に関する法律」に改められて、8月22日付けで施行されました。(中心市街地活性化本部、中心市街地活性化推進室)

(1) そこでまず、同法改正による、中心市街地に指定されている武蔵境地区についての、武蔵野市の中心市街地活性化政策への影響、変更点、今後どのようになっていくのかなど、伺っておきたいと思います。

(2) 2点目として、境浄水場を管理する東京都水道局が、都の出資法人との共同で建設計画を進めているという「大型商業施設」について、これまで東京都から武蔵野市にはどのような連絡、説明、相談があったのか、中心市街地に指定されている武蔵境地区との関連から、当然、事前になんらかの協議などがあってしかるべきだと思いますが、同問題についてのこれまでの経緯をご説明願いたいと存じます。

(3) 3点目として、武蔵野市における中心市街地活性化は、商業的な見地では地元民間商業の活性化を目的としているものと私は理解していますが、今回東京都が進める境浄水場への「大型商業施設」の動きを、市は、武蔵境地区の中心市街地活性化政策という観点で、どのようにとらえ、今後どのように対応しようとしているのか、入居する業種によっては周辺商業への影響はきわめて大きなものが予想されますが、東京都側との調整の必要性をどのように感じているのか、基本的な考え方をお示し願いたいと思います。

 前の質問の高架下問題とも関連しますが、町内会組織がない本市では、それにかわる役割の一部を、商店や商店街等が地域で担っており、お祭り、各種イベント、清掃、防災、防犯、交通安全など、さまざまなコミュニティ活動・事業活動を行なっています。
 「そんな活動など市民には関係ない。商店会は自分の商売のためにやっているのだろう。」と思っている人もいるかもしれませんが、実情は、商店会活動をやればやるほど店を留守にしなければならず、イベント準備や期間中は、各種機関や団体への協力のお願い、住民へのお知らせ、苦情処理、開催時は準備で働いているので売り上げ向上にはつながらず、後片付け、お礼まわりなど、どのような活動をしていても、自分の商売の利益などとはほとんど無縁なのが実態です。
 それでも商店主や商店街が各種活動をするのは、もちろん、「そのような活動が商売にもつながれば。」という期待がまったくないとは言いませんが、それよりも、自分たちや自分の子どもたちが生まれ育った“まち”への思い、希薄になりつつある「地域社会」「コミュニティ」を守らなければ、という“地域人”としてのある種の使命感ともいうべき側面があるからだと思います。
 店舗が道路に面し、街や地域を知る商店主がいる、そのことが地域で果たす安全・安心面での効果は、市としても無視できないのではないかと思います。
 武蔵野市において商店街が果たしている役割、機能を、市としても今一度しっかりとご認識いただき、他の公共機関、公的機関が、「所有地や敷地の有効活用、住民や利用者の利便性」という名のもとに設置しようとする商業施設が、地域コミュニティに悪影響を与えぬよう、武蔵野市の中心市街地活性化政策との整合性が図られるよう、地域の視点に立って、それぞれの機関に対して、場合によっては毅然として対応していただけるようお願い申し上げ、市側の前向きなご答弁を期待して、私の壇上での一般質問といたします。

【邑上守正市長】 それでは、島崎議員の御質問に順次お答えしてまいります。境地区のさまざまなまちづくりの課題についての御指摘でございまして、ようやく今週の土曜日ですか、しあさってに西武多摩川線が高架化になるということで、始発電車から上のホームに滑り込んでくるということで、私も非常にわくわくしております。何かセレモニーでもあるのかなと思ったら何もなくて、ちょっと寂しいかなという気もしましたけれども、それを見て感激したいなというふうに思っております。

 さて、この間、JRと東京都の沿線6市において設置されました高架下利用検討委員会、過去3回ほど開催をされてきたわけでございますが、共通の要望事項としまして、駐輪場の設置、高架下の貸し付けの額だとか、公共利用の場合の減免などについて要望を行ってきたものでございますが、第4回の委員会が開かれていないですね。8月ごろをめどに開催される予定だったということですが、鉄道事業者側の計画案の策定がおくれたということで、いまだに開催されておりません。市としても早期の開催を都並びにJRに強く要望しているところであります。

 2点目で、JR、西武鉄道、武蔵野市との3者間での話し合いということでございますが、現在は西武鉄道、JR、別々に協議を行っておりましたが、西武の事業がJRよりかなり先行しているということも踏まえまして、高架下については一体的な利用を検討する必要もあるため、早期に3者間で協議する場を設定していきたいというふうに思っております。

 3点目の高架下の商業施設についての情報収集等でございますが、これは定期的にJR八王子支社の関連部署に対して情報収集を行っているわけでございます。高架下の商業施設は、JRが利用する位置、面積及び配置を含めて検討していると思われますが、いまだに明らかにされていないということもありますので、早い時期に市と協議するよう強く要求していきたいというふうに思っております。

 続きまして、駅前や周辺商店街の貸しビル化、チェーン店舗のテナント化等に関する地域力の低下に関する課題でございますが、商店街の中でも、これまでおなじみの店が貸しビル化したり、チェーン店化したりというふうに店舗が変わりつつあることは、さまざまな要因から、1つはやむを得ない事情もあるかもしれませんが、飲食店などの特定の業種に偏ってしまったりというようなこともありますので、商店街全体の業種構成の点からはかなり問題があるのではないかなというふうに思っております。一方で、新規に進出する店舗がなくて、営業をやめると空き店舗になってしまう。それがどんどん拡大していき、商店会として成り立っていかなくなることは、まちづくりに非常にマイナスでございますので、何とか対策を進めていくべきだというふうに認識してございます。
 チェーン店は、一般的には商店会への加入に余り前向きでないといったようなこともございますが、新たに進出してくる店舗については、商店会への加入というのを再三議員からも御要望、御意見をいただいておりますが、何とか地域の店であるという認識を持っていただく取り組みが必要というふうに思っております。大型店、チェーン店とも、ぜひ地元との商店との連携・協力関係を結んで、地域の商店街だということを強く目指していただきたいなというふうに思っております。

 商店街のPRの必要性としましては、商店街は最後に島崎議員もおっしゃられたとおり、単に物を売るだけではなくて、さまざまな都市における重要な機能を果たしていただいております。そういう役割を実は市民の皆さんが十分に認識されていない面もございますので、商店街でのさまざまな取り組みについては、行政としても大いにPRをしていくべきだなというふうに考えております。かつ、地域の商店街の皆さんにおかれましても、自分たちの取り組みに大いに誇りに思っていただいて、大いにPRいただいてもよろしいのではないかなというふうに思っております。

 5点目で、今後の地域や団体との連携ということでございますが、庁内に設置しました高架下利用調査検討委員会の中で高架下利用の有効かつ適切な公共利用を図るための検討を進めておりまして、検討に際しましては市民の意向も把握しようということで、アンケートをするような予定も考えております。
 地元商店会との連携ということでは、鉄道によって南北が隔てられてきたわけでございますが、今後は南北地域の一体のまちづくりということの中で、地元商店会との連携は不可欠であります。なるべく早い時期に地元商店会との意見を交わし合う機会を設けまして、高架下利用についてもどのような要望があるのか、あるいはどのようなことに商店会として対応していただけるのかなどなどについて意見をお聞きしたいなというふうに思っております。そして、その意見を高架下利用や今後のまちづくりに反映していきたいというふうに考えております。
 ちなみに、明日、7日6時から地元の境商店会連合会役員会が開催されますので、そこでも高架下について意見交換をさせていただくという予定になっております。

 6点目で、高架下の駐輪場等の計画に関するJRに対する要望ということでございますが、駐輪場については、確かに御指摘のとおり、市が設置するだけではなかなか満足する体制を確保できませんので、そのほかにもJR独自の駐輪場の設置を要望している段階であります。JR八王子支社に対しても強く要望してございますし、新任のごあいさつに支社長が来られたときも、駐輪場を何とかしてほしいということを直接申し上げた経過もございます。
 それから、御紹介いただきましたように、JRが設置した駐輪場もございますので、設置の仕方も含めて、運営も含めて、いろいろ他事例もあるようでございますので、それも参考にして、JRと協議をしていきたいというふうに考えております。
 続きまして、大きな2点目で、中心市街地活性化基本計画に関する話でございますが、法律が変わりまして、現在の中心市街地活性化基本計画が法律的な位置づけがなくなってしまったということでございます。法改正の要点としましては、変更点としましては、中心市街地に関する事業としての支援措置を受けるには、法に基づく新計画を策定し、総理大臣の認定を受ける必要があり、抜本的な計画の見直しが必要となったというものでございます。従来の市街地の整備改善、商業地の活性化に加えまして、都市の福利施設の整備、まち中居住等が追加されまして、それについての支援策が予定されているということでございます。
 さらに、全国的な傾向でございますが、郊外型のショッピングセンターなどに消費者が流れまして、中心部の空洞化現象、これがありますものですから、それを主目的として、今回の法律改正、中心市街地活性化計画の位置づけがなされたものであります。したがいまして、新たな法律というのは、どちらかというと地方都市のまちづくりを想定したものでございまして、武蔵境地域でこの法律がどんぴしゃに重なるかなというと、必ずしもそうでもないのではないかなという判断を今はしているところでございます。
 ただ、法改正の影響はどういうことかというと、今、申し上げましたとおり、市が定めております武蔵境の中心市街地計画は法律上の位置づけがなくなったわけであります。事業への影響につきましては、TMO組織やTMO構想などをつくる前でございましたので、具体的には平成11年に策定した活性化基本計画のメニューに挙がっていたものがあるわけであります。計画策定から期間が経過しているため、内容の見直しは必要ですが、具体的な施策につきましては、新・元気を出せ商店街事業等で十分に対応できるのではないかなという判断をしております。
 今後につきましては、中心市街地に関しましては中心市街地活性化法によらずとも、今後とも力を注いでいくべき課題というふうに認識してございます。今後は、駅舎や駅前広場、道路などのハード面だけではなくて、商業振興あるいは交流などのソフト面も検討して充実させ、南北一体のまちづくりを進めていく必要があるというふうに考えております。とにかく、その中でも、当面の早急な課題というのは高架下利用という問題というふうに私も思っておりますので、今後とも地域の皆さんと意見を交換しながら、高架下利用やまちづくりに反映していきたいなというふうに思っております。

 続きまして、境浄水場西側のビル計画でございますが、東京都水道局と都の出資法人との共同のビルということで、極めて突然だったですね。そういう情報が私どもにも来ました。計画につきましては、11月6日に水道局と東京都市開発株式会社から、商業施設を中心とした複合商業施設、または業務施設と商業施設との複合施設を共同でビルを建設する予定の報告を受けております。まだちょっと情報が不十分でございますので、今後、入居テナントに関する情報をできるだけ早く収集し、また地域の皆さんにも情報提供を行っていきたいというふうに考えております。

 最後に、境地区の中心市街地活性化政策の考え方でございますが、先ほど申しましたとおり、法律的な位置づけを持った中心市街地活性化計画によるさまざまな施策ではなくて、さらにいろいろな施策制度がございますので、そういうものを使っていけば、商業活性化策も進めていけるのではないかなということを考えております。
 大型商業施設への今後の対応ということでございますが、今回の施設につきましては、中心市街地活性化計画の区域外ではありますが、極めて大きな施設というふうに思っておりますので、こういう大型施設ということから、武蔵境圏への影響は大きいのではないかなという認識をしております。東京都側に対しましては、法的な要件のほか、商業や地域の活性化、まちづくりの観点から強く協力を求めていきたいというふうに考えています。
 さらに、これから開発に関しましてさまざまな調整をしていくわけでございますが、指導要綱、これは実はプロポーザルの要綱の中にも記述いただいておりまして、武蔵野市宅地開発指導要綱等と十分整合を図ること、遵守することというようなことを明記いただいておりますので、それも踏まえて、きちんと市がやるべき調整を進めていきたいというふうに考えております。

【島崎義司】 高架下の商業施設に対する市の対応については、これは私が他の自治体を商店街の方と一緒に視察したときも言っていたんですけれども、JR側はこう言ったら何ですけれども、ぎりぎりまで情報を出してこないので困ったということで、出してきたときにはもうほとんど決まっているので、交渉の余地がほとんどないような中で最終的な話が出てくるんだと。そういったところをよく気をつけて、情報収集はしっかりと行った方がいいですよというようなアドバイスをいただきました。まさにそのとおりだな。ただ、それが簡単にできれば苦はないんですけれども、なかなかそれができないから難しいところでありまして、やはりしっかりと市長がリーダーシップを持って、こういったことに当たっていただくことが必要なのではないかなというふうに思っております。
 それで、情報収集については、とりわけ店舗構成の情報の収集については、ぜひ市としても全力でそれを行っていただいて、そしてまた、先ほど申し上げたように、商工会議所とか、とりわけ地元の商連との密接な連携で商店構成を一緒に考えていただくということをぜひお願いしたいと思うんですが、その辺のことをもう一度御答弁をいただければと思います。

 それから、駐輪場について、私、質問の中で全部しゃべってしまいましたので、もう言うことはないのですが、そういう形で、最初は行政側に、あるいは市民側に協力するという形で、私たちもつくりますよと言ってくれたのはいいんですけれども、つくられたものが、結局のところ高架下の自分たちの関連会社が持っている商業施設のための駐車場、駐輪場。バイクの駐輪場なんかも2時間ただなんですよね。そういう意味で、結局自分のところの駐輪場をつくっただけというような展開になってしまうと困りますので、駐輪場をつくっていただくからには、市と同じ条件でそれをつくっていただく。しかも、周辺商業との人の流れとか、そういったことも勘案して、ぜひ適切な場所に駐輪場をつくっていただくようにお願いしたいなというふうに思っております。
 私個人としては、もっと先を見据えたというか、地元商店街でお買い物をしたら何時間無料とか、そういった話に展開していくとありがたいなとは思うんですが、それはまた別の機会にお話しをするとして、いずれにしても、鉄道会社側との駐輪場の交渉については、そういったことをぜひ気をつけていただいて、念頭に置いていただいて交渉を進めていただきたいと思っております。何かコメントがあればお願いいたします。

 それから、境浄水場の前に中心市街地の件です。今のお答えをお聞きしていると、ほぼ今度の法改正によって新計画は出さないと。出せないのではなくて、出す必要性を考えていないというふうに受けとめました。それはそれで、市の考え方としていいんですね。ただ、これまで中心市街地として位置づけられて、基本的な方向性、武蔵境の中心市街地を活性化させるに当たっての3つのテーマであるとか、今後のあり方であるとか、こういったことはぜひ方向性は守っていただいて、対象となる法律ではないけれども、市としてはこれを全力でバックアップしていくんだということは、ぜひその方向でお願いしたいと思いますし、一番大事なのは、地元の方々に対する説明だと思うんですよね。地元でも、まだきちんと理解されていないと思うんです。中心市街地になったときは、かなり大々的に武蔵境地域が指定されたということで、非常に喜ばれたようなんですけれども、これが終わる際には自然消滅みたいな形ではいけないと思うんですね。ちゃんと説明して、今後も武蔵境の当該の活性化策については全力で行っていくんだという説明が必要だと思うんですが、その辺、今後どうお考えになっているのか、よろしくお願いします。

 それから、境浄水場のことについて、これは市長も淡々とお答えされていましたけれども、淡々とお答えせざるを得ないと思うんですが、私も本当に怒っております。地元はもっと怒っております。余りにも突然である。市長、怒り方は別にして、きちんと東京都にこういうことは困るよというお話しをしてもらいたいですね。あそこの地区は、旧法で言う中心市街地の区域外であるということ。区域外であるからこそ、武蔵野市の商業活性化策等との整合性が問われるんですよね。ここのところを市長はぜひよく考えていただいて、こういう強引な雑なやり方に対しては毅然として物申していただきたいと思っております。7日ですか、役員会があるということで、その場でも恐らくそういう話になると思うんですが、よく地元のお話を聞いていただいて、きちんと市民の声を代弁するのが市長だと思いますので、また商店街が果たしている役割も十分に御理解いただいているというふうに御答弁でも判断いたしておりますので、ぜひその場で出たような話をそしゃくしていただいて、毅然とした対応を、あるときには東京都に対してもしていただくということを強く要望しておきたいというふうに思っております。

 それから、その件についての入居テナントの情報、これも個人情報だとか何だとか言って、企業情報だとか言って、これからそれを選定していくから言えないんだというのはあるとは思うんですが、業態というか業種ですね。大型スーパー、総合スーパーが来るのか、それとも大型電気店が来るのか、これによって随分違うと思うんですよね。こういったところでも、企業情報で差し支えがあるならば、そういう業態・業種についての情報収集、こういった面での情報収集を今後進めていただきたいなというふうに思っているんですが、これについては可能性についてどう思っていらっしゃるのか、そのような情報収集をしていくおつもりがあるのかどうか、それをお答えいただきたいと思います。

【邑上守正市長】 JRの対応を他事例からお伺いしますと、やはりぎりぎりのところまでいろいろな情報を出さない、出していただけないということを私もお聞きしていますので、そういうことも含めてJRに申し出をしながら、なるべく早期に地元に対しては情報提供いただきたいということを求めていきたいというふうに思っております。
 駐輪場の設置に関しましても、当然のことながら我々も公共駐輪場を設けているわけでございますので、それとのバランスとともに、どちらかというと私どもが設けるのは、公共駐輪場として駅利用の方が中心かなというふうに思いますが、JRの方は駅利用とともに買い物利用ということもありますので、さらにそういった買い物客に利便のあるような形での運営形態というのは、今後、研究なさるべきだと私も思っております。
 それから、武蔵境の中心市街地活性化基本計画は、これはあるわけでございますので、消滅するわけではございませんので、市の計画としてきちんと定めたものでございますので、今後もその計画をもとに活性化を進めていきたいというふうに思いますので、この点は地元の方が御理解いただいていないかもしれませんので、機会を見て丁寧な御説明をしていきたいなというふうに思っております。
 それから、境浄水場の隣接地については、極めて突然の話で、私もこれは非常にいかがなものかなというふうに思っておりますし、どちらかというと、場所的には公共的利用がなされるような土地利用の形状でもございますので、それについては、実は都議を通じて東京都の方にも抗議という文書までは出しませんでしたけれども、強く要請した経過もございますが、結果として現在のような事業が進んでいるということでございます。ただ、その中身についても、地元市としまして、これからいろいろな面で調整が必要なケースでございますので、早目に情報については提供いただくということで申し出をしていくというふうにしたいと思っております。

 

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